野戦血液内科医から移植後サバイバーシップ研究への道,そして地域の血液腫瘍内科医として

書誌事項

タイトル別名
  • An enjoyable 23-year career as a hematologist in metropolitan emergency hospitals, a researcher of post-transplant survivorship, and a community hematologist-oncologist

抄録

<p>第84回学術集会において女性医師キャリアシンポジウム登壇の機会をいただいた。女性医師の多様性の一つとしてお考えいただけたら幸いである。東北大学卒業後,初期研修は武蔵野赤十字病院,後期研修とその後の血液臨床を都立墨東病院で経験した。どちらも血液診療,救急医療ともに活発な施設であり,その二施設における臨床経験が現在の私の臨床スキルの他,身体的・精神的強さ,フットワークにつながっているのは間違いないだろう。大きな転機となったのは,国立がん研究センター中央病院の福田先生からの一本の電話であった。がんセンターに異動後は移植臨床ののち,複数の貴重な多施設研究に携わる機会をいただき,AMLの臨床決断分析をきっかけに,QOL・患者報告アウトカム研究,そして移植後サバイバーシップ研究へとつながっていった。生まれ育った長野県に戻り,今後は地域の血液腫瘍内科医であるとともにがんサバイバーシップ研究に携わっていきたい。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 64 (8), 803-809, 2023

    一般社団法人 日本血液学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390860322103521408
  • DOI
    10.11406/rinketsu.64.803
  • ISSN
    18820824
    04851439
  • PubMed
    37673634
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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