書誌事項
- タイトル別名
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- Mechanism of Frizz Phenomenon Occurring in Bleached Hair
抄録
<p>ブリーチ顧客の毛髪は,洗髪時に絡みやすく,根元からうねって広がる現象が観察される。ブリーチ毛髪のうねり発生機構を明らかにするために,うねり現象の再現,ブリーチ毛髪の基本物性とうねり現象との因果関係,うねり部位の構造について検討を行った。ブリーチ毛髪は,未処理毛髪,カラー毛髪に比べ,ⅰ)毛髪表面は水が広がりやすく親水性が高くなっている,ⅱ)水による膨潤度が高い,ⅲ)水中の弾性率,強度は低く変形に対する回復性も低い(残留歪みが高い),ⅳ)乾燥状態での弾性率,強度は大差ないが変形に対する回復性は低い(残留歪みが高い),といった性質があることが確認された。ブリーチ毛髪の物性ⅰ),ⅱ),ⅲ)は洗髪水洗後に毛髪同士が曲がった状態で接着する絡まり現象を,ⅳ)は絡まりを解きながらドライヤーで乾かす過程で生じた変形が固定されるうねり現象を誘引する。ブリーチ毛髪のうねり現象は,ブリーチ毛髪を乾かす際,絡まった交差部分が移動しながら延伸されることにより,毛髪の非晶性中間径フィラメント結合タンパク質(IFAP)が圧縮され,その厚みが薄くなることが原因であることが明らかになった。</p>
収録刊行物
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- 日本化粧品技術者会誌
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日本化粧品技術者会誌 57 (3), 251-264, 2023-09-20
日本化粧品技術者会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860465162788992
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- ISSN
- 18844146
- 03875253
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可