書誌事項
- タイトル別名
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- エビデンス・ベースド・スポーツ ノ ジダイ
抄録
type:text
21世紀に入って, オリンピック(五輪)競技をはじめとするスポーツ競技の審判行為に映像技術や, センサ技術が応用され始めている。これによってルールが変更され, テニスなどの競技においては, 選手のプレースタイルにも影響がでてきている。センサ技術は近年の飛躍的な小型化や無線通信機能などの充実によってスポーツスキルの定量化にも貢献している。本稿では, こうした選手の行為, スキルなどを定量化する時代の流れを, エビデンス・ベースド・スポーツと名付け, エビデンス・ベースド・ジャッジメント, エビデンス・ベースド・スポーツコーチング, エビデンス・ベースド・スポーツトレーニングという側面からこれからのスポーツのあり方を未来予想するものである。2020東京オリンピック(東京五輪)・パラリンピック(パラ五輪)では, センサ計測技術にくわえて, 得られた身体運動スキルの膨大なデータから知識を導き出すことも考えられる。また, センサ計測技術, 無線通信技術の飛躍的な発展によって競技のあり方も変わってくるであろう。こうしたテクノロジーが今後どのように発展して, 選手やコーチ, さらには視聴者らに対しての未来予想を提供することが本稿の目的である。またこうしたテクノロジーが今後の高齢化社会において果たす役割についてもふれておく。
特集 「スポーツ」の多様性を探る#招待論文#スポーツと科学
収録刊行物
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- Keio SFC journal
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Keio SFC journal 14 (2), 24-41, 2014
慶應義塾大学湘南藤沢学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860532055822208
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- NII論文ID
- 120006314116
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- ISSN
- 13472828
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles