在宅ケアにおけるホームヘルパーと他職種の連携課題の概念構造から抽出した観察項目の特定-療養者の異常の早期発見を目指して-

書誌事項

タイトル別名
  • Identification of Observation Items Extracted From the Conceptual Structure of Cooperation Tasks Between Home Care Helpers and Other Professionals in Home Care: Aiming for Early Detection of Patients With Abnormalities
  • ザイタク ケア ニ オケル ホームヘルパー ト タ ショクシュ ノ レンケイ カダイ ノ ガイネン コウゾウ カラ チュウシュツ シタ カンサツ コウモク ノ トクテイ : リョウヨウシャ ノ イジョウ ノ ソウキ ハッケン オ メザシテ

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抄録

<p>研究の目的は,在宅ケアの提供において,ホームヘルパー(以下ヘルパー)と連携する際に,協働する他職種の視点から必要と感じる職種間の支援の在り方を概念化し,そのうえで他職種がヘルパーから得ることで連携が促進する観察項目を特定することである.13職種の在宅ケアチームメンバー45名に半構造的インタビューを実施し,質的統合法(KJ法)で分析した.職種間の支援の在り方は,【他職種による望ましい情報共有方法】と【ヘルパーの重要な情報の伝達のための取り決め】への「模索」を基盤に,【ヘルパーに求められる他職種からの期待】がある一方で,【ヘルパーの情報への向き合い方】や【ヘルパーの利用者の影響力の大きさ】を鑑みて,ヘルパー情報には医学的観点の「確認」が望まれ,専門的知識の「提案」が【ヘルパーへの教育的サポートの必要性】としてあげられた.他職種がヘルパーとの連携を促進できる観察項目は,食事,服薬等の31項目抽出された.</p>

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