日本に所蔵される「大東輿地図」写本の特性に関する一考察

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書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Manuscript Edition of Korean Old Map “Daedongyeojido” Kept in Japan
  • Focusing on adding geographic information
  • 地理情報の追加に着目して

抄録

<p>本報告は、韓国の著名な古地図「大東輿地図」の写本の特性について考察するものである。近年公開された日本所蔵の写本を事例として基礎的な検討を試みたい。 かつて筆者が行った調査では、日本にも「大東輿地図」が所蔵されている。その中には、木版印刷の「大東輿地図」の写しが、含まれていることが明らかになった。 国会図書館所蔵の「大東輿地図」,京都大学付属図書館所蔵の「青邱全図」の2つの写本を検討したところ、地名の記入や、地誌情報の追加など、模写の際に多くの地理情報が付加されていた。これらは同じ「大東輿地図」初版本の写本であるが,その内容は多くの面で相違点があり、かなりの「幅」が感じられる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390860553711786624
  • DOI
    10.14866/ajg.2023a.0_146
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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