百貨店撤退後の建物・跡地利活用に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Research on utilization of buildings and sites after the withdrawal of department stores
  • -Targeting cases after approval of the basic plan for revitalizing central urban areas-
  • -中心市街地活性化基本計画認定後の事例を対象として-

抄録

近年,中心市街地に多く立地する百貨店の閉店・撤退が相次ぎ,中心市街地の空洞化が社会的課題として挙げられている.このような状況下で,中心市街地活性化基本計画(以下,中活)を策定し,中心市街地の活力向上に資する事業として百貨店撤退後の利活用事例が増えている.そこで本研究では,中活認定後の事例に着目し,中心市街地活性化の観点から百貨店撤退後の建物・跡地利活用に対する知見を得ることを目的とする.はじめに,中活認定後に百貨店跡地関連の利活用方策に該当した事例を抽出し,立地状況を踏まえ,中活内での利活用方策の位置付けや実施内容を把握した.次に,中活のフォローアップより中心市街地活性化に向けてのねらいや効果を把握し,利活用主体や利活用種類等を組み合わせることで様々な利活用手法を明らかにした.以上の結果,周辺都市機能拠点施設を勘案した広域的な利活用がなされている傾向にあることが示唆され,中心市街地の核となるような目標や効果を見据えながら百貨店撤退後の建物・跡地利活用が実施されていることを明らかにした.

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参考文献 (1)*注記

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