心臓血管外科病棟における看護師のフットケアの実態調査

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書誌事項

タイトル別名
  • Survey of Foot Care by Nurses in Cardiovascular Surgery

抄録

<p> 【目的】心臓血管外科病棟における看護師のフットケアの実施状況を調査し, 今後の課題について検討した. 【方法】大学病院2施設の心臓血管外科病棟の看護師に郵送式質問紙調査を実施した. 【結果】質問紙の回収部数は30部, 回収率は66%であった. フットケアの実施状況は, 「足の状態の観察」と「保湿」が80%以上の実施率であった. 実施率により分けた2群と看護師の経験年数5年未満と5年以上の2群間による有意な差は認めなかった. 足の観察の内容としては, 「皮膚の色調」, 「創傷の有無」, 「浮腫の有無」は90%以上を占めていたが, 「胼胝鶏眼の有無」「感染徴候」「末梢の血行動態」「足の形状」については10%以下であった. 【考察】心臓血管外科病棟の看護師のフットケアの実態について, 足の「観察」の実施率は高かったが, 主に下肢の術後に関連した「浮腫の有無」や「色調」の観察であり, 生活習慣から起こる足トラブルに着目した観察やフットケアはほとんど行われていないことが明らかになった. </p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390860564742857088
  • DOI
    10.34466/jjsfcpm.4.3_177
  • ISSN
    24354783
    24354775
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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