混成堤の港外側マウンド被覆材としての石かごの安定性能の評価

書誌事項

タイトル別名
  • STABILITY OF STONE GABIONS AS MOUND COVERINGS ON THE SEA SIDE OF COMPOSITE BREAKWATERS

抄録

<p> 混成堤の港外側マウンド被覆材として,石かごを用いた実験的研究は少なく,耐波設計としての安定性能は明らかにされていない.本研究では,被覆材として石かごを用いて,1/40縮尺の不規則波実験を行った.石かご模型それぞれの平均的なマウンド斜面方向滑動量を表す値である無次元平均滑動量D’を算出し,この値が0.15の時を設計有義波高として,混成堤の所定質量算定式であるハドソン式に代入した.以上の様に,安定性能を表す指標である安定数Nsを算出した.被覆材として袋型根固め材を用いたときのNsと比較すると,マウンド天端上水深と堤体設置水深の比d/hが,0.6では比較的大きいケースもあるが,0.4では同程度であることが分かった.この結果から,本検討の条件下では,混成堤の港外側のマウンド被覆材としての安定性能に問題がないことを確認した.</p>

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