可塑状グラウト増深工法の実岸壁への適用と夾雑物除去工法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICATION OF PLASTIC GROUT FILLING METHOD TO ACTUAL GRAVITY QUAY WALL AND DEVELOPMENT OF METHOD FOR REMOVING IMPRITY MATERIALS

抄録

<p> 既存係船岸を対象として開発された可塑状グラウトを用いた増深工法の社会実装を目的として,川崎港の実岸壁(水深-4.5m)に現場適用した.また捨石の間隙内に夾雑物(砂,粘土,貝殻など)が多く存在する場合はグラウト注入を阻害するため,本増深工法を適用する上で課題としていたが,夾雑物の除去工法を適用し工法の適用拡大を図った.夾雑物除去では,小型実験から現場実験まで段階的に検証してウォータージェットを併用した除去方法が効率的なことを見いだし,実岸壁においても夾雑物除去が可能であることを確認した.実岸壁の夾雑物除去後,岸壁下の改良範囲に可塑状グラウトを注入し,前面の捨石を掘削するという一連の施工を行い,実構造物で増深工法が適用可能であることを確認した.</p>

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