円錐角膜のコンタクトレンズ治療アップデート

DOI
  • 洲崎 朝樹
    株式会社メニコン 商品開発事業部 大阪大学大学院生命機能研究科脳神経光学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Contact Lens Treatment of Keratoconus: An Update

抄録

<p>円錐角膜(KC)は,視力と見え方の質の低下を招き,生活の質が大きく損なわれる進行性の疾患である。コンタクトレンズ(CL)装用は,疾患に伴う不正乱視の矯正にとって医学的な良い適応であり主要な選択肢の一つである。KCの進行に伴って発生する角膜形状の変化と高次収差が増加するほど,特別に設計されたCLとフィッティング手法が必要になる。近年のCL材料や設計・製造技術の進歩により,KC治療に使用されるCLは発展しており,様々な種類が利用できるようになった。この総説では,酸素透過性CL,ソフトCL,ハイブリッドCLやスクレラルCL,さらにはカスタムレンズCLなど幅広い特殊CLについて最近の報告を交えて概説する。</p>

収録刊行物

  • 視覚の科学

    視覚の科学 44 (3), 51-56, 2023

    日本眼光学学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390860631064058368
  • DOI
    10.11432/jpnjvissci.44.51
  • ISSN
    21880522
    09168273
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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