書誌事項
- タイトル別名
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- Hematological malignancies driven by aberrant splicing
- スプライシング イジョウ ト ケツエキ アクセイ シュヨウ
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抄録
<p>セントラルドグマの中でも,pre-mRNAからmRNAへと精製されるRNAスプライシングの過程に異常が生じた場合,遺伝子発現量や遺伝情報が大きく変化することが知られている。造血器腫瘍ではRNAスプライシングを制御する遺伝子そのものに変異が生じているが,近年の臨床検体・マウスモデルを中心とした解析により,それらが発がんを誘導するメカニズムが明らかにされつつある。その中にはクロマチン制御や転写因子,増殖シグナル,炎症シグナルに関わるものの存在が知られており,それらの機能喪失や変容を来す現象が捉えられている一方で,未解明な点も多い。本稿ではスプライシング関連遺伝子変異がもたらす発がん機構を中心に,メカニズムに基づいた治療応用の可能性まで含めて概説する。</p>
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 64 (9), 875-883, 2023
一般社団法人 日本血液学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860631066585984
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- NII書誌ID
- AN00252940
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- ISSN
- 18820824
- 04851439
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- NDL書誌ID
- 033093575
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- PubMed
- 37793861
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- PubMed
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可