Improving the impressions of friendliness and warmth in speakers wearing a transparent face mask
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- MIYAZAKI Yuki
- Fukuyama University
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- KAMATANI Miki
- Hokkaido University
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- SUDA Tomokazu
- Unicharm Corporation
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- WAKASUGI Kei
- Unicharm Corporation
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- MATSUNAGA Kaori
- Unicharm Corporation
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- KAWAHARA Jun I.
- Hokkaido University
Bibliographic Information
- Other Title
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- 透明なマスクを着用した話者の親しみやすさや温かさの印象の向上
Abstract
不織布マスクの使用は着用者の社会的印象に影響する。しかし,先行研究は視覚手がかり(顔)のみを用いており,不織布マスク着用によって損なわれ,かつ社会的印象にも影響する聴覚手がかり(声)の影響について検討されていない。本研究は,声の手がかりの影響も検証するために,道案内をする話者の動画刺激を用い,不織布マスク着用が親しみやすさ,温かさなどの社会的印象に及ぼす効果を検証した。また,透明なマスクの使用で,その社会的印象の変調効果が低減されるかどうかも検討した。実験の結果,予想に反し,話者が不織布マスクを着用した場合とマスクなしの場合で,社会的印象の評価に有意差は認められなかった。ただし興味深いことに,不織布マスクに比べ透明マスクを着用した場合には,話者の親しみやすさや温かさが高く評価された。この向上は,透明マスクを着用すること自体の直接効果,スピーチの流暢さ向上による間接効果によってもたらされていた。
Journal
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- Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology
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Proceedings of the Japanese Society for Cognitive Psychology 2023 (0), 5-5, 2023
The Japanese Society for Cognitive Psychology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390860774931357440
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed