X線回折法によるジルコニア結晶化過程に対する金属イオン添加効果の検討

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  • 寺町 葵
    徳島大学大学院総合科学教育部地域科学専攻
  • 山下 和秀
    徳島大学総合科学部総合理数学科
  • 山本 孝
    徳島大学大学院総合科学教育部地域科学専攻 徳島大学総合科学部総合理数学科 徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Metal Ion Addition on the Crystalline Phase of Zirconium Dioxide Studied by X-Ray Diffraction Spectrometry
  • Xセン カイセツホウ ニ ヨル ジルコニア ケッショウカ カテイ ニ タイスル キンゾク イオン テンカ コウカ ノ ケントウ

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説明

<p>ジルコニア担持酸化タングステン触媒の強酸性発現機構を解明するための予備検討として,水酸化ジルコニウムが873 -1073 Kで焼成後に準安定正方晶を取り得る条件を探索するため,12種類の金属イオンおよび硫酸イオンを添加した試料を調製し,結晶相の存在比率および格子面間隔をXRDにて検討した.種々のイオンを添加することでジルコニア結晶相の準安定正方晶を形成しうる温度領域が広がり,またその程度は添加金属種により異なった.水酸化ジルコニウムに金属イオンを添加した場合,準安定正方晶が存在しうる焼成温度範囲が狭い元素群のみ,773 Kで焼成した際に観察される正方晶(101)面の格子面間隔が小さく,またそのイオン半径がジルコニウムイオンと近かった.</p>

収録刊行物

  • X線分析の進歩

    X線分析の進歩 44 (0), 269-277, 2013-03-31

    公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会

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