Senior High School Classroom Corpus and the Relationship between the Choice of the L1 and/or the L2 by Teachers and Learners’ Uptake

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抄録

<p><tt>本論⽂は高校での英語授業コーパスの構築を⾏い、コーパスから⾒られる高校での⾔語使⽤と理解(アップテイク)の関係を調査したものである。使⽤したデータは、高校英語授業11クラスを録音し、書き起こしをしたデータを基に構築した授業コーパス、および各クラスの学習者によって記述されたアップテイク調査アンケートである。構築したコーパスより、活動が同様で使⽤⾔語のみ異なるクラスを抽出し、クラスカルウォリステスト、マンウィットニーUテストによってアップテイクの量と質を⽐較した。調査より、学習者のアップテイクの量と質は、学年にかかわらず、教師が主に使⽤する⾔語によって異なるという結果が⽰された。更に、質的な考察では、高校での⽂法アップテイクに関しては、教師の主な使⽤⾔語はL1であり、明⽰的な説明ではL1が中心的に使⽤されていても、その中で教師による、より多くの L2使⽤があることと、学習者にL2を発話させることが更なるアップテイクを引き出しているということが⽰唆された。本論⽂では、高等学校での学習者の理解と⾔語使⽤の関係について量的、および質的に考察し、授業コーパス構築の意義と、その利⽤法について紹介する。</tt><tt> </tt></p>

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