駅前広場の整備状況の差異から見た都市機能誘導施設立地特性に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Locational Characteristics of Urban Function Induction Facilities from Differences in Improvement of the Station Square

抄録

<p>駅前広場及びその周辺を計画的に整備した地域では都市機能が集成している状況が見られる一方で、駅が存在するものの計画的な駅前広場の整備も行われていなく、都市機能が集積されていない状況もある。そのため、駅があるだけではなく、駅前広場及びその周辺を計画的に整備することが重要であると考えられる。<br /> そこで本研究では、駅前広場の整備状況の違いから見た都市機能誘導施設の立地差異を明らかにすることを目的とする。<br /> その結果、一部の例外を除き、駅前広場を整備した場合、既成市街地、新市街地に関係なく施設数が多くなることが示された。また、駅前広場を面的に整備すると他のパターンよりも施設数が多くなり、また新市街地では、一部の例外を除き、線的に整備した駅前広場周辺の施設は、駅前広場を整備していない場合と差が見られず、整備による駅前広場周辺の施設増加の効果を出すことが出来ないという特性があることが明らかになった。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 58 (3), 704-710, 2023-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (1)*注記

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