画像入出力機器のカーボンフットプリントの現状と比較に向けた課題

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status of the Carbon Footprints of Imaging Input and/or Output Equipment and Challenges for Comparing

抄録

<p>本論文の目的はプリンタ、複合機に代表される画像入出力機器のカーボンフットプリントの開示情報を分析し、製品間のカーボンフットプリントの比較可能な条件の設定に向け、課題を抽出することである。SuMPO 環境ラベルプログラムで既に開示されている画像入出力機器のカーボンフットプリントは、他の製品と比較を前提としていない。しかしながら、脱炭素社会に向け、消費者が比較可能なカーボンフットプリントの算定ルールを整備することが求められている。本論文では、SuMPO 環境ラベルプログラムで開示された 431 の画像入出力機器のデータを分析し、画像入出力機器のカーボンフットプリントの現状と比較可能な条件の設定に向けた課題を抽出した。そして分析結果から、画像入出力機器のカーボンフットプリントの比較可能な条件の設定に向け、いくつかの提言を示した。具体的には、使用・維持管理ステージのカーボンフットプリントを生涯印刷枚数で除した印刷枚数当たりのカーボンフットプリントを示すこと、使用・維持管理ステージとそれ以外のライフサイクルのステージのカーボンフットプリントを分けて示すこと、定量的環境情報に加えて事業者の環境負荷低減活動の情報を積極的に開示することの 3 つである。</p>

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