北海道沙流川河口の地形変化量と河川流量・波浪との関係について

  • 大塚 淳一
    (国研)土木研究所 寒地土木研究所 寒地水圏研究グループ寒冷沿岸域チーム
  • 水垣 滋
    (国研)土木研究所 寒地土木研究所 寒地水圏研究グループ水環境保全チーム

書誌事項

タイトル別名
  • RELATIONSHIP BETWEEN THE AMOUNT OF TOPOGRAPHIC CHANGE, RIVER DISCHARGE AND WAVES AT THE MOUTH OF THE SARU RIVER, HOKKAIDO, JAPAN

抄録

<p> 北海道沙流川河口において約2年2か月の間,マルチビームソナー(MBS)による高頻度深浅測量(11回)と河川流量・波浪観測を行い,河口前面の地形変化量および汀線変化量と流量(期間最大流量),波浪(エネルギーフラックス積算値)との相関関係を評価した.地形変化量と流量,汀線変化量と波浪では正の相関,地形変化量と波浪では負の相関が得られた.また,シングルビーム測量データと波浪推算値を用いてもMBS測量データと観測値を用いた場合と同様の相関関係が得られることを示した.低頻度深浅測量(6か月~1年毎)の場合,長期的なモニタリングで大規模出水に伴う地形変化を複数回捉えることにより,地形変化量と流量との関係に有意な正の相関が得られることを沙流川河口とその近傍の鵡川河口の長期深浅データから明らかにした.</p>

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ