転写法によるハイシリカMFI型ゼオライト骨格中におけるAlペアサイトの構築

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  • Construction of Paired Al Sites in High-silica MFI-type Zeolite Framework via Transcription-induced Method

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抄録

<p>高Al含有非晶質シリカ–アルミナをゼオライト原料に用いることを特徴とする「転写法」により,ハイシリカMFI型ゼオライト骨格中(Si/Alモル比11~13)にAlペアサイトを構築することに成功した。Co2+をプローブに用いたAlペアサイト定量の結果,非晶質シリカ–アルミナを合成ゲルに投入した後に行うエージング処理の時間がAlペアサイト量コントロールにおいて重要であることが分かった。また,イオン交換によって導入したCo2+についてUV-vis分光法を用いて解析した。その結果,転写法により合成したMFI型ゼオライトでは,Co2+は配位子を持たない状態でAlペアサイト上に導入されていること,Alペアサイトの大部分がチャネルの交差点に位置していることが明らかとなった。</p>

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