海産緑藻の生活環多様化の理解に向けて
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- 堀之内 祐介
- 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター室蘭臨海実験所 千葉大学海洋バイオシステム研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Toward an understanding of life cycle diversification in green seaweeds
抄録
海藻を含む多くの植物は、複相(2n)の多細胞の体である胞子体だけでなく、単相(1n)の多細胞の体である配偶体を持ち、有性生殖を通じてこれらの世代を交代する生活環を示す。アオサ藻綱に属する海産緑藻類は、世界中の海岸の一次生産者として沿岸生態系を支えている。アオサ藻綱には、主に6つの有性生殖を行う目が知られるが、これらの目間や目内で生活環が多様化している。生活環の違いは、古くから環境の違いや生態学的ニッチなどとの関連が疑われている。しかし、緑藻では生活環の識別が難しい種も多く、なぜ、どのようにして緑藻の生活環が多様化したのかは十分に理解されていない。本稿では、海産緑藻の生活環の多様性を概観し、それらの生活環の生態学的な特性とその違いについて簡単に述べるとともに、生活環の多様化を進化的、生態学的な観点から理解する上でのいくつかの課題について触れる。
収録刊行物
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- 日本生態学会誌
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日本生態学会誌 73 (2), 49-56, 2023
一般社団法人 日本生態学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860996965980416
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- ISSN
- 2424127X
- 00215007
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可