慣用句の体系的分類 : 隠喩・換喩・提喩に基づく慣用的意味の成立を中心に
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説明
本稿は、現代日本語の慣用句について、新たな体系的な分類を提示することを目的としたものである。分類結果の概略を述べると、慣用句の中には、構成語の意味の総和としての意味が成立せず、慣用的意味のみを持つもの、構成語の意味の総和としての意味から隠喩、換喩、提喩それぞれに基づき慣用的意味が成立しているもの、構成語の意味の総和としての意味から二種類の比喩の複合(換喩+隠喩あるいは換喩+提喩)に基づき慣用的意味が成立しているもの、構成語の意味の総和としての意味と慣用的意味の比喩に基づく関連付けができないものがある。
収録刊行物
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- 名古屋大学国語国文学
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名古屋大学国語国文学 80 29-43, 1997-11-02
名古屋大学国語国文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860996981632128
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- HANDLE
- 2237/0002008086
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- ISSN
- 04694767
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可