日中の明暗環境が異なる色の点滅光に対する網膜電位へ与える影響

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タイトル別名
  • Electroretinogram to flickering light after exposure to bright and dim light conditions during the day

抄録

光は睡眠などヒトの概日リズム系に作用することが知られている。この作用は視覚とは異なることから非視覚的作用と呼ばれ、ipRGCと呼ばれる新たな光受容器が関係している。本研究では点滅光に対する網膜電位(定常型網膜電位)を用い、明暗異なる日中の光環境が夕方の定常型網膜電位へ与える影響を検討した。その結果、日中の明るい環境下で過ごした場合は、暗い環境下で過ごした場合に比べ、青色に対する定常型網膜電位の振幅が低下した。これより、日中の明るい光はipRGCの感受性を低下させることが示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861150943076224
  • DOI
    10.24538/jhesp.46.0_209
  • ISSN
    24348007
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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