アスタチン(<sup>211</sup>At)を用いた標的α線治療の実用化に向けて

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抄録

近年、国内外で核医学治療が盛り上がりを見せており、特に治療効果の高いα線治療に注目が集まっている。アスタチン(211At)は半減期7.2時間のα線放出核種であり、サイクロトロンを用いた国内製造が可能である。大阪大学では外来治療可能かつ治療効果の高い次世代の治療薬として、アスタチン化ナトリウム([211At]NaAt)の臨床応用を目指し、医学部附属病院において、治験薬GMP基準での製造体制を確立させた。現在、難治性甲状腺がんを対象とした医師主導治験を実施中である。

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 59 (12), 1080-1084, 2023

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861305859378816
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.59.12_1080
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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