上肢捻転動作と持久走を組み合わせた脂肪燃焼の効果について

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抄録

<p>筋運動と有酸素性運動を組み合わせたダイエット法があるが、今回は、上肢の前腕の捻転動作を行ってからの有酸素性運動を一週間実施した結果を検討した。被検者は、女子大学生5名(平均年齢22歳、平均体重56.7kg、平均身長163.1cm、平均体脂肪率25.3%)、上肢捻転動作(1分max 60HZ)+持久走(30分)を行った場合と、持久走(30分)のみを行った場合とで比較検討した。その結果、上肢の前腕の捻転動作のあと持久走を行った場合の方が体脂肪率は、より減少することが分かった。上肢の前腕の捻転動作+ランニングの平均体重PRE 56.9kg、POST 55.74kgで統計上有意に減少した(p<0.0.5)。平均体脂肪PRE 23.9kg、POST 22.5kgで統計上有意に減少した(p<0.05)。平均握力右PRE 29.0kg、POST 32.7kgで統計上有意に向上した(p<0.0.5)。平均握力左PRE 28.7kg、POST 31.2kgで統計上有意に向上した(p<0.0.5)。これらの結果から、持久走を行う直前に上腕の運動を行うことで速筋繊維が多い上肢から血中の糖を枯渇させ、下肢に多く存在する遅筋繊維を活動させることができ、脂肪がより燃焼されやすくなるのではないかと推測された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861305860118784
  • DOI
    10.20693/jspehssconf.73.0_462
  • ISSN
    24367257
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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