Stump分類Type 3腱板断裂の鏡視下腱板修復術後における腱板のMRI信号強度の経時的変化

抄録

<p>【目的】Stump分類Type 3の腱板断裂に対し鏡視下腱板修復術(以下ARCR)後における腱板のMRI信号強度の推移を検討した.【対象と方法】2013~2019年にARCRを行った126例中,術前Stump分類がType 3かつ術後2年以上フォローしえた15肩(Cofield分類:小断裂3肩,中断裂5肩,大断裂3肩,広範囲断裂4肩)を対象とし術前,術後3ヶ月,6ヶ月,1年,2年時のMRIでの腱板と三角筋の平均信号強度の比(以下C/D)および断裂サイズ別のC/Dの推移を検討した.C/DはIshitaniらの報告4)に準じて計測した.【結果】C/Dは術後1年時と術前で有意差は認めなかったが,術後2年時は術前,術後3ヶ月,6ヶ月と比較し有意に減少していた.断裂サイズ別のC/Dの改善度に有意差は認めなかった.【考察】ARCR後のStump分類Type 3の腱板は術後1年から2年の間に修復が進むことが推察された.</p>

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ