笑い声に応答するゲームシステムの開発に向けたイベント呈示の生理学的評価

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タイトル別名
  • Physiological evaluation of game event presentation towards the development of an interactive game system to player's laughter

抄録

<p>現実世界のプレイヤーの不意な笑いに対してゲームイベントを返すことで現実世界と仮想世界の自然なインタラクションを目指している.笑った際にイベント呈示した笑い条件と笑っていない時にイベント呈示した非笑い条件で比較し,仮想世界がリアクションすることでプレイヤーの仮想体験を操作できる可能性を示した.しかし,笑い条件では笑った直後を分析区間にしているため,笑いの生理反応が結果に影響した可能性がある.本研究では,実験条件に笑った際にイベント呈示しない条件を追加し,発汗,皺眉筋・大頬骨筋を用いて笑った際にイベントを呈示する効果を調査する.その結果,笑った際にイベントを呈示することで発汗の増大,皺眉筋の非活性化がみられ,プレイヤーを興奮や緊張状態にし,不快感情を抑制することを示した.プレイヤーが笑った際にイベントを呈示することは,単に笑った時やイベントを呈示した時とは異なる感情を誘発することがわかった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861305866539776
  • DOI
    10.11517/jsaislud.99.0_154
  • ISSN
    24364576
    09185682
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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