令和元年台風19号における武石川と余地川の橋梁被害の要因分析とリスク評価

  • 近広 雄希
    信州大学 工学部水環境・土木工学科
  • 大野 紅実
    信州大学大学院 総合理工学研究科水環境・土木工学分野
  • 市来 拓士
    信州大学大学院 総合理工学研究科水環境・土木工学分野
  • 豊田 政史
    信州大学 工学部水環境・土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • FACTOR ANALYSIS AND RISK ASSESSMENT OF BRIDGE DAMAGES AT TAKESHI RIVER AND YOJI RIVER BY TYHOON NO. 19 IN 2019

抄録

<p> 2019年10月6日に発生した台風19号により,信濃川水系千曲川流域では護岸被害に伴う橋梁被害が多数生じた.水害に対する橋梁被害の要因を明らかとすることで,その被災リスクを事前に予測して対策に繋げることができると期待される.一方,既往の研究の多くは洗掘被害に対する検討であり,護岸被害に着目した事例は少なかった.そこで本研究では,令和元年台風19号における橋梁被害の中でも被害の多かった上田市の武石川と佐久穂町の余地川に架かる30橋を対象に,その要因分析を行うとともに護岸被害を含む橋梁被害の有無を判別する上で有用なパラメータを線形判別分析から明らかとすることを目的とする.この結果,既往の研究と同様に架橋年や水深などのパラメータに対する影響が大きいことが分かったとともに,径間数や屈曲度,橋梁の健全度,河川の平面形状が橋梁被害にも影響すると明らかになった.</p>

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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