侵襲的陽圧換気導入時の症例の特徴における人工鼻から加温加湿器に変更になる要因に関する後方視的研究
抄録
<p>目的:侵襲的陽圧換気(invasive positive pressure ventilation:IPPV)導入時の症例の特徴における人工鼻(heat and moisture exchanger:HME)から加温加湿器(heated humidifier:HH)に変更となる要因を検討する。</p><p>方法:2021年3月1日から2022年10月31日の期間に広島赤十字・原爆病院でIPPVを使用し、導入から離脱までHMEを使用した症例はHME群、HMEからHHへ移行した症例はHH群とした。IPPV導入時の症例の特徴について2群間比較を行い、その後、加温加湿不足関連要因分析を行うため、多重ロジスティック回帰分析を行った。</p><p>結果:対象はHME群119例、HH群36例であった。特徴の比較では全44項目中16項目で有意差が認められた。要因分析の結果、神経系疾患および呼吸器系疾患、P/F比低値、血糖高値の関連が示唆された。</p><p>結語:神経系疾患および呼吸器系疾患、P/F比低値、血糖高値の関連が示唆された。これらの特徴を有する症例ではIPPV導入時からHHの選択を検討する必要がある。</p>
収録刊行物
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- 人工呼吸
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人工呼吸 40 (2), 163-167, 2023
一般社団法人 日本呼吸療法医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861383231660672
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- ISSN
- 24363103
- 09109927
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可