企業における不正会計事例へのIT利用監査の適用可能性

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タイトル別名
  • Applicability of IT Assisted Audit to Accounting Fraud Cases of the Companies

抄録

<p>監査人は,監査実務において,各種のデータの閲覧,分析作業にITを活用することにより,重要な問題事項の見逃しの防止や新たな問題点の発見可能性の向上を図ることが可能である.また,監査の有効性や効率性が高まることや不正会計発見への効果も期待される.そこで,本稿では,不正会計発見のためのIT利用監査の適用可能性について検討するため,東京証券取引所の新興市場上場企業の不正会計事例の特徴を「改善報告書」等から分析した.その結果,不正会計発見の基本的な観点として,取引データの照合・分析,原価分析,取引条件分析,与信状況分析が有効であることを指摘した.今後,新たなシナリオ分析類型の活用による分析の高度化が必要である.</p>

収録刊行物

  • 生産管理

    生産管理 25 (1), 107-112, 2018

    一般社団法人 日本生産管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861383235295360
  • DOI
    10.14846/seisankanri.25.1_107
  • ISSN
    21866120
    1341528X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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