PHBH製食品容器を導入した資源循環システムのライフサイクル分析

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タイトル別名
  • Life cycle analysis on resource circulation system introducing PHBH food containers

抄録

<p>バイオプラスチック導入ロードマップ(2021)の策定等、日本においてバイオプラの導入が進められている。バイオプラの社会実装には課題も多く、ライフサイクルでの温室効果ガス(GHG)削減効果や、生分解性の社会的な役割等の評価が重要となる。本研究は家庭系厨芥類を分別収集・バイオガス化する資源循環システムに廃食用油を原料としたPHBH製の生ごみ収集袋利用とPHBH製食品容器利用を導入することによるGHG削減効果について京都市をケースとしたライフサイクル分析を行った。結果、一般的な自治体を想定したシナリオと比べて、PHBH製品を導入するシナリオの優位性を確認できた。一方、PHBH製食品容器は厨芥類と比べ熱量が大きいため、エネルギー回収を伴う焼却処理でも一定のGHG削減効果があり、生分解性の活用のためには非意図的な環境流出が起こりやすい製品など、さらなる用途への適用とその評価が求められる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861383237491072
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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