オルガノイド治療

  • 岡本 隆一
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・消化器病態学
  • 水谷 知裕
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・消化器病態学
  • 清水 寛路
    東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・消化器病態学

書誌事項

タイトル別名
  • Organoid-based therapy

抄録

<p>体外環境における培養技術が2次元から3次元に発展する中,“ミニ臓器”とも称されるオルガノイドの培養技術とその臨床応用が高い注目を集めている.オルガノイドは諸臓器・組織に備わる機能単位を体外でより忠実に再現することが可能であり,生理的な機能の解析だけでなく病態の再現や治療薬開発においても重要なプラットフォームとして活用が拡大している.また,オルガノイドに自ずと備わっている幹細胞機能を利用し,患者自身から樹立した自家オルガノイドを移植し,再生医療に役立てるための臨床研究が開始されている.本稿では現在のオルガノイド培養技術の展開状況を概観し,合わせて消化器領域における臨床応用への取り組みを紹介したい.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861383237648640
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.120.964
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    38072459
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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