6年制にふさわしい研究ってなに?
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- 高橋 秀依
- 東京理科大学薬学部
書誌事項
- タイトル別名
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- What is the best graduate research in a six-year pharmacy education program?
- ―有機化学の立場から―
抄録
<p>6年制の薬学が始まってから,ことさら薬剤師養成を意識した教育が推し進められるようになり,研究もこれに沿ったものに変えていくべきではないかと議論されるようになった.本稿では,筆者が経験した興味深い例を報告する.病院薬剤師を希望していた6年制学生には,医薬品の代謝物の合成を研究テーマとして与えた.しかし,その過程で,学生はNMRスペクトルの解析から興味深い発見をし,学生が執筆した基礎的なNMRの論文は有機化学系の伝統ある雑誌に掲載された.一方,光反応の開発に携わっていた4年制の学生は,ビタミン剤と医薬品の相互作用に興味を持ち,医療系の雑誌に掲載される論文を書き上げた.教員は,4年制,6年制,それぞれにふさわしい研究テーマを割り振るのではなく,学生が研究を楽しめるよう支援することが重要と考える.卒業研究は,学生が課題を発見し,解決する能力を養成するもの,という原点を忘れてはならない.</p>
収録刊行物
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- 薬学教育
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薬学教育 7 (0), n/a-, 2023
一般社団法人 日本薬学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861416263206656
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- ISSN
- 24334774
- 24324124
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可