大腿静脈原発平滑筋肉腫の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Primary Leiomyosarcoma of the Femoral Vein
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抄録
<p>血管平滑筋肉腫は稀で予後不良といわれている.とくに大腿静脈原発の報告例は少ない.今回われわれは右大腿静脈原発平滑筋肉腫の1例を経験したので文献的考察を含め報告する.症例は74歳女性.右下肢腫脹を認め深部静脈血栓症疑いで当科紹介となった.右大腿鼠径部下に鶏卵大,非拍動性腫瘤性病変を触知,血管超音波検査にて35×31×51 mm長の腫瘤を認め,内腔が血栓化した大腿静脈静脈性血管瘤が疑われた.CT検査やMRI検査で右大腿静脈内の腫瘍が疑われたが,神経原性腫瘍との鑑別診断として挙げられた.手術所見では,腫瘤は大腿静脈と連続性があり,神経原性腫瘍は否定された.大腿静脈の腫瘍と診断され,完全切除を行った.病理検査で血管由来の大腿静脈原発性平滑筋肉腫との診断を得た.退院後は当院血液腫瘍内科とともに経過を観察していた.術後4カ月後に多発性肝転移と多発性肺転移を認め,化学療法を開始された.術後2年経過した現在も生存中である.</p>
収録刊行物
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- 日本血管外科学会雑誌
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日本血管外科学会雑誌 32 (6), 449-453, 2023-12-17
特定非営利活動法人 日本血管外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861460676049408
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- ISSN
- 1881767X
- 09186778
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可