野外における⼟壌理化学性の空間的不均⼀性に対する主要なアプローチの特徴と適用性

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タイトル別名
  • Characteristics and applicability of major approaches \\on spatial variability of soil properties in the field

抄録

本稿では,野外土壌の理化学性の空間的不均一性に対する主要なアプローチの特徴と適用性について論じた.均一系の水移動方程式を野外土壌に適用するためには,透水係数のスケールアップが必要である.Geostatisticsではkrigingを用いた透水係数のスケールアップはできないことを指摘した.代わる手法として,REV概念はサンプルスケールの増大によって透水係数をスケールアップする手法であるが,REVは労力をかけて実験的に求める必要があることを指摘した.確率論的水移動方程式は小スケールで得られた測定値から大スケールにおける透水係数を理論的に推定する手法であるが,透水係数の平均のサンプルスケール依存性は,この手法に疑問を投げかけることを指摘した.Time stabilityは時間的にも変動する土壌水分に対して,代表的な観測点の選定に有効であり,トレンド系にも適用できる特徴を指摘した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861460677431040
  • DOI
    10.34467/jssoilphysics.155.0_45
  • ISSN
    24352497
    03876012
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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