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書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Long QT Syndrome with a De Novo Novel Nonsense Mutation(c.1490G>A, p.Trp497Ter)in the KCNH2 gene
- KCNH2 イデンシ ニ de novo シンキ ナンセンス ヘンイ(c.1490G>A, p.Trp497Ter)オ ミトメタ QT エンチョウ ショウコウグン ノ 1 ショウレイ
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抄録
<p> 先天性QT延長症候群は,心筋細胞のイオンチャネルをコードする遺伝子の異常により,心電図のQT間隔が延長し,ときに致死性不整脈を起こす疾患である.今回,Potassium voltage-gated channel subfamily H member 2(KCNH2)遺伝子のde novo新規ナンセンス変異を認めた先天性QT延長症候群2型(long QT syndrome type 2, LQT2)の1症例を経験したので報告する.</p><p> 症例は18歳の女性.中学1年時の学校心臓検診にてQT延長を指摘された.精査のため当院に入院となり,安静時,およびカテコラミン負荷試験でQT延長が認められた.年1回の外来通院で経過が観察されており,これまでに失神等の身体症状は認められていない.遺伝子検査が本人と両親,同胞に対して行われ,本人にのみKCNH2 c.1490G>A, p.Trp497Terのヘテロ接合性ナンセンス変異が認められ,de novo LQT2が確定した.この変異はこれまでに報告はなく,新規の変異と考えられた.LQT2は,女性の場合,思春期以降での心イベントリスクが高いため,本症例においても今後厳重な経過観察が必要と考えられた.</p>
収録刊行物
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- 山口医学
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山口医学 72 (3), 111-122, 2023-09-01
山口大学医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861482681734656
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- NII書誌ID
- AN00243156
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- ISSN
- 18804462
- 05131731
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- NDL書誌ID
- 033068205
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可