良好実践ベース安全の探求
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- 北村 正晴
- (株)テムス研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Pursuit of Safety based on Good Practices
- Attempts toward Enhancement of Resilience of Socio-Technical Systems
- 社会技術システムのレジリエンス向上への取り組み
抄録
<p>様々な社会技術システムを対象として,実務現場で実践されている良好実践事例を収集し,それらの良好実践事例をより適用性の高い教訓へ転化する方策について説明する.通常の安全探求の方法論においては,事故やトラブルが生じた際に,その原因となった装置や部品を探り当てて,それらを修繕または交換するという方策を通じて安全が探求されてきた.この伝統的な方策を良好実践ベースの安全探求方策で補完する本稿のアプローチは,今後ますます複雑化する社会技術システムの安全を守るための重要な挑戦である.ただこの良好実践ベースの安全探求方策を現実の業務場に実装するに際しては,いくつかの困難が伴うが,その困難の由来と解消方策についても解説する.また,国内外で着手されている有力な実践研究例についても紹介して安全を担う皆様方の参考に供したい.</p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 62 (6), 411-418, 2023-12-15
安全工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861538039037568
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可