神経磁界計測装置を用いた正中神経刺激後遠隔電場電位P9の発生起源の解明

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<p>[目的]MNGを用いてP9が発生する潜時における生体内での電流分布を可視化し,P9発生機序の解明を行った。[方法]計測対象者は神経学的異常のない,健常男性5名(平均年齢30±3.5歳),体性感覚誘発電位(以下SEP)は手関節正中神経刺激で記録した。MNGはSEPと同様の刺激条件下に頸部から骨盤まで記録し,P9潜時の生体内電流分布の確認を行った。[結果]SEPにおけるP9頂点潜時は平均9.10±0.34 msであった。P9潜時におけるMNGの再構成電流分布は第2肋間高位の脱分極部を中心に胸郭を上下に分割し大きく循環する容積電流が観察された。[考察及び結論]今回のMNGで得られたP9潜時における電流分布では先行軸索内電流による容積電流は上部胸郭を,後行軸索内電流による容積電流は下部胸郭に分布していることから,P9の発生機序は下部胸郭から上部胸郭への容積導体の変化が可視化された。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390861538040558464
  • DOI
    10.11422/jscn.51.662
  • ISSN
    2188031X
    13457101
  • Text Lang
    en
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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