誤嚥性肺炎発症とOral Health Assessment Tool(OHAT)の関係

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  • Relationship between aspiration pneumonia and oral health assessment tool (OHAT)

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抄録

<p>目的:本研究目的は,OHAT各項目により評価した口腔状態と誤嚥性肺炎との関係を明らかにすることである.方法:社会福祉法人香南会の施設利用者809名を対象とした.口腔内の評価はOral Health Assessment Tool(以下OHATと略す)を用いた.OHATの調査項目は口唇,舌,歯肉・粘膜,唾液,残存歯,義歯,口腔清掃,歯痛の8項目である.2021年度の誤嚥性肺炎発症の有無について施設毎に情報を収集した.誤嚥性肺炎発症の有無を目的変数,OHATの各項目を説明変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った.解析はR version 4.0.2を用いて行い,有意水準は5%未満とした.結果:誤嚥性肺炎発症とOHATとの間に再現性のある有意な関連性は認められなかった.その他,誤嚥性肺炎を発症した群では男性の比率が有意に高かった.結論:誤嚥性肺炎発症とOHATに関連性は認められなかった.</p>

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