主体的な学修態度と成績・汎用的能力の獲得感の関連

書誌事項

タイトル別名
  • Examining the Relationship Between Active Learning Attitudes, Grades, and a Sense of Gaining Competence:
  • Focusing on Interaction Effect with Out-of-Class Learning Time
  • ─授業外学修時間との交互作用に着目して─

説明

<p> これまで授業外学修時間と学修成果の関係が検討されてきたが,両者の間にはほとんど関連がないことが報告されてきた.学生が学習成果を獲得するためには,授業外学習時間だけでなく,学生の「主体的な学修態度」にも着目する必要がある.本研究の目的は,授業外学修時間,主体的な学修態度,成績,汎用的能力の獲得感の関係を検討することである.対象者は大学生800名(女性50%,平均年齢=20.21,SD=1.21)であった.階層的重回帰分析の結果,主体的な学修態度は成績および汎用的能力の獲得感と正の相関があることが示された.一方で,授業外学修時間は学修成果との関連は弱かった.さらに,授業外学修時間と主体的な学修態度の交互作用は,成績および汎用的能力の獲得感と有意な関連を示さなかった.これらの結果は,学修成果の獲得に際して,授業外学修時間よりも主体的な学修態度の重要性を示唆するものであった.最後に,本研究の限界と今後の方向性について議論した.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861559985564160
  • DOI
    10.60182/jacuejournal.44.2_20
  • ISSN
    27586510
    13442449
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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