宿泊行事と関連付けた総合学習「自然環境を守る/活かす」の取組

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タイトル別名
  • Integrated Study on 'Protecting and Utilizing Natural Environments' Linked to Lodging Events

抄録

本校では、第 2 学年における宿泊行事として、ユネスコエコパークである志賀高原への林間学校が位 置付けられている。総合的な学習の時間の取組として、 (1)人間と自然の共生を目指すデザインを考え提言すること (2)目的に沿ったプレゼンテーション資料を工夫をして作り発信すること をねらいとした一連の活動を行った。この学習は、前年度(第 1 学年)3 学期の学習が基礎になってい る。 林間学校の事前学習としては、志賀高原のガイドの方によるオンライン講義、係の生徒による各テーマの調べ学習と学年全体での発表会を行い、林間学校の当日は 2 泊 3 日で「大自然に触れる」「大自然を感じる」「大自然について考える」と称して目的意識を少しずつ変えながら、体験的な取組を行った。事後学習としては、志賀高原の自然環境を守る/活かす取組や志賀高原のよいところをアピールするスライドを作成し、他者に発表し合う活動を設けた。 その結果、自然の共生を目指すデザインとして、ワークショップや地産地消の方策など、その土地での体験を重視したアイデアに加え、SNS(Social Networking Service)、VR(Virtual Reality 仮想現実)など、デジタル技術を活用したアイデアが創出された。また、工夫した発信としては、前年度の学習を踏まえ、寸劇形式で紹介する、キャッチフレーズを作るなどが見られ、前年度の取組から多くの広がりがあった。国語科等の教科学習や生徒同士での協働による効果と考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861637372577152
  • DOI
    10.60184/ochadaifuzokujhs.52.0_161
  • ISSN
    27586742
    27585360
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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