新型炉および核燃料サイクルの技術開発の方向性

書誌事項

タイトル別名
  • Path forward for development of advanced reactor and nuclear fuel cycle technologies (2)
  • Desirable direction of fast reactor development
  • 2.2024年以降の高速炉開発の在り方

抄録

<p> 高速炉開発は,2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故による原子力政策の見直しに伴い,当時実証炉建設に向けて進められていた「高速増殖炉サイクルの実用化研究開発(FaCT)」は事実上凍結され,その後実用化に向けた開発は停滞していた。2016年12月に政府は,原型炉もんじゅの廃止措置への移行とともに,「高速炉開発の方針」をとりまとめ,国際協力を活用して実用化に向けた開発を行うことが決定された。そこでは,今後10年間の具体的な開発計画を「戦略ロードマップ」として検討することが求められ,2018年12月に決定された。本稿では,昨年12月に改訂された「戦略ロードマップ」と,現在も検討が進められている状況を元に,次年度から開始される実証炉の概念設計を含めた開発の在り方について紹介する。</p>

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