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- ナベシマネコ ソウドウ ノ ヘンセン ジツロク コウダン ト ハナノサガネコマタゾウシ
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Abstract
佐賀鍋島の猫騒動を劇化した『花嵯峨猫魔稿』と実録・講談の鍋島猫騒動との関係について考察した。文政十年以後、猫又の芝居は血糊に彩られて、宙乗りで飛び去るものになっていたが、「嵯峨猫」はこのケレンを中心としたお家騒動物である。それに対して、実録講談では猫又退治に関して主君と家臣逹との絆を描くものであり、この二つは直接結びつくものではなかった。「鍋島猫騒動」は、猫又が老母を喰らい変身していたという猫又物語の基本形から、猫又に変じた理由を付け加え、そこに道中記的性格や藩士の武勇譚、軍書の内容などを含むことでより長編化したのである。
Journal
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- 名古屋大学国語国文学
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名古屋大学国語国文学 86 1-16, 2000-07-10
名古屋大学国語国文学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390861770527720320
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- NII Article ID
- 40002780665
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- NII Book ID
- AN00180453
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- HANDLE
- 2237/0002008810
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- NDL BIB ID
- 5458350
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- ISSN
- 04694767
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Allowed