唾液腺腫瘍の病理─WHO分類の変遷と近年の新知見─

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タイトル別名
  • Changes in the WHO classification and new expertise in salivary gland tumor pathology

抄録

唾液腺腫瘍 WHO 分類における上皮性腫瘍の組織型は、初版(1972)では 9 種類であったものが現行の第 5 版(2022)では 36 種類と大幅に増加した。これは症例の集積に加え、様々な診断手法の進歩に伴う疾患概念の整理によるところが大きい。また多くの腫瘍特異的な遺伝子変異の解明により新規の個別化治療が可能となってきている。しかしながら実際の病理診断においては、頻度の高い組織型を確実に診断することが重要であり、組織所見や細胞像の深い 読み取り、適切な免疫染色の選択と解釈がはじめの一歩であることに変わりはない。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861792322340864
  • DOI
    10.60293/daekisen.63.0_38
  • ISSN
    27590003
    09161104
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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