大都市圏型地域における地理情報システムを用いた医療・介護の将来像に関する研究 〜神奈川県をモデルとして〜

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  • ダイトシケンガタ チイキ ニ オケル チリ ジョウホウ システム オ モチイタ イリョウ ・ カイゴ ノ ショウライゾウ ニ カンスル ケンキュウ : カナガワケン オ モデル ト シテ

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抄録

大都市圏型人口推移を示す神奈川県において,「地域医療構想」で求められる医療機能の必要量を含めた将来を見据えた地域の医療・介護の需要を,各指標を設けて検討した。そして,結果を地理情報システムGeographic Information System (GIS)ソフトを用い,医療・介護の需給バランス,過不足を評価すると共に可視化を行った。その結果,神奈川県においては75歳以上人口の増加に伴い2040年に向けて医療・介護の各資源が不足すること,また地域による不足の程度,ばらっきが大きいことが示された。訪問看護ステーション,介護施設,居住系の指標では,ほば県下全域で不足傾向が示され,その充足には在宅と施設との枠組みの抜本的な見直しも含め,地域を再構築する必要性が示唆された。GISによる可視化は多職種間の話し合いや課題の確認等の際に有用と考えられた。

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