令和元年東日本台風による長野県滑津川水害の外力の推定

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タイトル別名
  • Estimation of External Forces Causing Flood Damage to the Namezu River, Nagano Prefecture, Japan, Caused by 2019 Typhoon Hagibis

抄録

令和元年東日本台風は東日本全域に大きな被害を与え,特に長野県千曲川の破堤は社会経済に大きな影響を与えた。加えて,多数の中小河川でも大規模な浸水被害が多発した。しかし,これら中小河川の多くは水文データが乏しく,正確な外力の評価が困難となっているのが実情である。本研究の目的は,水文データが極めて乏しい千曲川右支川の滑津川を対象に,令和元年東日本台風による水害の実態解明である。限られた水文データを利用し,RRI モデルによる降雨流出解析とiRIC Nays2DFlood を用いた二次元氾濫解析を組み合わせた推定結果と被害調査結果を比較することで水害の時空間変化を明らかにできた。特に,浸水実績を概ね再現することによって,滑津川の被災流量を478m³/s と推定した。

収録刊行物

  • 自然災害科学

    自然災害科学 42 (S10), 49-58, 2023-10-15

    日本自然災害学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861803287254016
  • DOI
    10.24762/jndsj.42.s10_49
  • ISSN
    24341037
    02866021
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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