刺鍼動作と皮下組織動画を連動した動画教材に対する 鍼灸大学の教員へのアンケート調査

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タイトル別名
  • Survey of teachers at the acupuncture and moxibustion college teachers regarding video teaching materials linking acupuncture and subcutaneous tissue
  • シシンドウサ ト ヒカ ソシキ ドウガ オ レンドウ シタ ドウガ キョウザイ ニ タイスル シンキュウ ダイガク ノ キョウイン エ ノ アンケート チョウサ

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抄録

<p>【目的】十七刺鍼手技 (以下手技) のうち5種類の動画教材を作成し、 その有用性について鍼灸師養成大学の実技授業担当教員を対象としたアンケート評価を実施した。 【方法】超音波診断装置とビデオカメラを用い、 雀啄術(直刺・斜刺)、 回旋術、 旋撚術、 振動刺激を実施中の手元と皮下・筋組織を同時に撮影して動画教材を作成した。 養成校に郵送法でアンケートと動画視聴用のQRコードを送付し、 手技の指導状況、 動画視聴後の手技に関する認識変化と教材としての利用価値等について自由記述と選択肢の組合せで回答を得た。 【目的】十七刺鍼手技 (以下手技) のうち5種類の動画教材を作成し、 その有用性について鍼灸師養成大学の実技授業担当教員を対象としたアンケート評価を実施した。 【方法】雀啄術 (直刺・斜刺)、 回旋術、 旋撚術、 振動刺激 (内調術と振戦術) を実施中の手元の動きをビデオカメラで、 皮下・筋組織の状態を超音波診断装置を用いて同時に撮影して動画教材を作成した。 養成校に郵送法でアンケートと動画視聴用のQRコードを送付し、 手技の指導状況、 動画視聴後の手技に関する認識変化と教材としての利用価値等について自由記述と選択肢の組合せで回答を得た。 【結果】9校 (14名) の教員から回答を得た。 5校が手技の指導は一度のみと回答した。 動画を作成した全ての手技において、 皮下・筋組織の動きが想像と一致したとの回答は100%に至らず、 振動刺激では 35.7 %に留まった。 手技に関する動画教材については78.6%が必要と回答した。 【考察】手技の反復指導が少ないことから、 手技の違いが重視されていない可能性が考えられた。 皮下・筋組織の動きが教員の認識と異なる手技があることから、 養成校および教員によって教育の相違が少なからず存在することが考えられた。 手技の違いを視覚的に説明できる動画教材は、 教育の現場で利用価値があると考えられた。</p>

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