技術的問題における慣習的な不正行為の継承と規範化
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- 會澤 綾子
- 明治大学商学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Three Perspectives on a Fuel Economy Fraud Case in the Automotive Industry
- ―Taking Over and Normalizing Customary Wrongdoing on Technical Matters
- ―三つの視点で見る自動車会社の燃費不正問題―
抄録
<p> 企業では時として,法や規則から逸脱した不正行為が長期的に行われる.本稿はこれを逸脱行為の常態化と捉え,自動車会社の燃費不正行為を題材として,不正行為に関する三つの視点(倫理的,合理的,社会的)から分析した.そして,法令・規則とは異なる組織慣習に正統性が付与され,常態化する要因を 指摘した.そこには,社会的行為として組織内で継承され規範化する慣習的な不正行為が存在した.</p>
収録刊行物
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- 組織科学
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組織科学 57 (2), 4-18, 2023-12-20
特定非営利活動法人 組織学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861803287294464
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- ISSN
- 2187932X
- 02869713
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可