典型的な経過を辿った急性食道粘膜病変の 1例

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  • 症例報告 典型的な経過を辿った急性食道粘膜病変の1例
  • ショウレイ ホウコク テンケイテキ ナ ケイカ オ タドッタ キュウセイ ショクドウ ネンマク ビョウヘン ノ 1レイ

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抄録

症例は発熱とコーヒー残渣様嘔吐を呈した 75 歳女性。 糖尿病,腎後性腎不全,腎盂腎炎および菌血症,肺血栓塞栓症,深部静脈血栓症などの多数の基礎疾患を有していた。 上部消化管内視鏡検査では下部食道に全周性の潰瘍を認めたほか,十二指腸にも広範な潰瘍がみられ,急性食道粘膜病変および十二指腸潰瘍と診断した。絶食とし酸分泌抑制薬と胃粘膜保護薬を投与するとともに基礎疾患の治療を行ったところ,食道および十二指腸の潰瘍は急速に改善した。

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