大腸ESD長期予後研究(CREATE-J)参加施設における大腸ESDに対するクリニカルパスの現状―多施設共同(20施設)アンケート調査―

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  • CURRENT STATUS OF CLINICAL PATHWAY FOR COLORECTAL ESD IN FACILITIES PARTICIPATING IN THE COLORECTAL ESD LONG-TERM OUTCOMES STUDY (CREATE-J): A MULTI-INSTITUTIONAL SURVEY OF 20 FACILITIES

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抄録

<p>【背景・目的】ESDの多くはクリニカルパスを用いた入院スケジュールで行われているが,実態調査に関する報告は少ない.大腸ESDを行っている主要専門施設でのスケジュール内容の現状を把握する.</p><p>【方法】大腸ESD長期予後研究(CREATE-J)の副次研究として,入院スケジュールについてのアンケート調査を集計した.</p><p>【結果】クリニカルパス導入施設は95%,入院日数中央値5日,入院日翌日の治療が89.5%,食事開始は治療翌々日が57.9%と最多であった.前処置は通常検査時より強化する施設が55%,治療後のレントゲン検査は施行しない施設が60%,血液検査は治療翌日のみが60%であった.偶発症頻度は後出血,遅発性穿孔,腹膜炎がそれぞれ2.2%,0.6%,0.3%,また発症時間中央値はそれぞれ治療2日目,42時間後,16.5時間後であった.</p><p>【結論】CREATE-J参加施設におけるクリニカルパスの現状は,安全性を重視する観点から妥当と考えられた.</p>

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