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- 齋藤 登
- 東京女子医科大学 総合診療科
書誌事項
- タイトル別名
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- ショウカキ シッカン ト カンポウ チリョウ
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説明
総合診療医の診療と漢方医学はアプローチ法が似ており,総合診療医にとって取り組みやすい特色がある。 漢方専門医でない総合診療医から一般の総合診療医に向け,消化器疾患の「証」における漢方処方経験例をシンプルに提示してみたい。 なかでも総合診療医が扱うことが多い臓腑の病態や頻度の多い症候,過敏性腸症候群,機能性胃腸症などの機能的病態に触れ,漢方製剤の副作用を念頭においた留意点や西洋薬との併用での留意点,高齢化社会での抗血栓薬内服者の増加における自験の工夫などを概説する。 総合診療医の腹部診察所見に腹診による捉え方を加えてみると,心窩部の抵抗・圧痛は心下痞硬,腹部の振水音は胃内停水と一致し,腹直筋の緊張,胸脇苦満などの所見と自覚症状が方剤選択の参考になる。 処方の方意は "守り" の処方である補剤,"攻め" の処方である瀉剤,攻補兼務をつかさどる和剤からなり,ここではロ内炎,胃食道逆流症,慢性胃炎,胃・十二指腸潰瘍,小腸疾患,炎症性腸疾患,大腸憩室症 (憩室炎),痔核などのポピュラーな疾患で効果が期待できる代表例を提示する。 総合診療の臨床場面では,従来の西洋医学的な対応だけでは症状や患者さんのもつ不安が解消されにくいことが多々あり,和漢診療によってより総合的に調整をはかれるメリットがあると思われる。
収録刊行物
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- 日本病院総合診療医学会雑誌
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日本病院総合診療医学会雑誌 7 (2), 12-16, 2014-12-31
一般社団法人 日本病院総合診療医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861859459206016
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- NII論文ID
- 40020321627
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- NII書誌ID
- AA12856321
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- ISSN
- 27587878
- 21858136
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- NDL書誌ID
- 026023788
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可