書誌事項
- タイトル別名
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- On the Separate Metabolisms of UDP-Sugars and GDP-Sugars in Plants
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説明
<p>UDP-糖やGDP-糖といった糖ヌクレオチドは、多糖類合成の多くで基質として使われる。また、単糖が別の単糖に変換される反応は、糖ヌクレオチドの形で行われることが多い。また、D-ガラクトースのような毒性単糖は、糖ヌクレオチドを経て無毒な糖となり、代謝される。このように生理的に極めて重要な糖ヌクレオチドであるが、単糖によってUDP-糖として代謝されるものとGDP-糖として代謝されるものに分かれている。つまり、UDP-糖の代謝とGDP-糖の代謝は基本的に独立している。本稿では、植物生体内におけるこれら糖ヌクレオチドの代謝経路や反応を触媒する酵素を紹介し、UDP-糖とGDP-糖の代謝上の棲み分けの意義やメカニズムについて考察したい。</p>
収録刊行物
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- Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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Trends in Glycoscience and Glycotechnology 36 (209), J6-J11, 2024-01-25
FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)